2017年04月01日
「八甲田ウォーク」体験レポート

年度の切り替わりの時期、新生活の準備で忙しい皆さんには恐縮ですが、八甲田の「雪の回廊」を歩くイベントに初参加です。
毎年3月末、国道103号線の一般開通前に行われるこのイベント。30日木曜日に行ってまいりました(3月の5週目ですから塾はお休み)。平日のためか、やはり年配の方が多めでした。
十和田市の集合場所はケーズデンキの駐車場です。9時20分、八戸から来たバスに乗せてもらいます。谷地温泉近くのゲートで降り、ここからウォーク開始。酸ヶ湯温泉まで8kmほどのルートです。

バスガイドさんの情報によると気温は1度ほどで(朝の気温かな?)、降りてみると風はほとんどなく、思ったより寒くありません。参加ハガキには「悪天候でも決行」と書いてありましたので、しっかりと防寒具を用意しましたが、この日はフリースの上にマウンテンパーカーで十分。快晴ではないものの天気に恵まれた感じです。

コースの最初は少しだけ上り坂になっているようです。途中で酸ヶ湯出発ルートのご一行とすれ違い、軽くあいさつ。ルート中間地点では、展望台に登れます。展望台ではローカルメディアの取材スタッフが何人かいて、私もテレビ局のインタビューを受けました。とっさに気の利いた受け答えをするのは難しいですね。多分ボツになったことでしょう。

歩き進めていくにつれて、雪の壁の高さがどんどん高くなっていきます。下の写真ではなんと7.7m。ここが一番の高さなのでしょうか。

ゴールが近づいてくると硫黄の匂いがほんのりとして、酸ヶ湯温泉が近いんだなということがわかります。最後は下り坂で、自然とスピードが速まっていきます。

そして無事にゴール到着。2時間ほどのウォークもようやく終了です。ゴール地点では「きのこ汁」のサービスがあり、体を温めてくれます。

冷めないうちに早く食べたかったので、撮り方がいい加減ですね。もう少し絞って撮らないといけません。ところで、具材には酸ヶ湯の「凍み豆腐」が入っています。高野豆腐のざらついた感じがまったくなく、むしろふわふわした食感でした。帰りに売店で、冷凍のものを1つ買って帰りました。
ちなみに、きのこ汁で「お腹いっぱい」までとはいきませんので、昼食は持参するか温泉の食堂を利用する必要があります。予約すれば特製のお弁当も購入できるようです。
その後、温泉で一休みです。下の写真の奥が有名な「千人風呂」の入り口です。

十数年ぶりに入ったこの温泉、ぼんやり薄暗くて穏やかな雰囲気に癒されます。シャワーなどの洗い場はなく、純粋に入浴だけを楽しみます。
お風呂から上がった後は、休憩所や売店でぶらぶら過ごします。甘酒やおでんなどの販売も。青森市のおでんはしょうが味噌の甘い味付けで、いい香りに誘われてしまいます。
ウォーク終了後の天気はあまり良くなく、帰り道では吹雪となっていました。歩いている途中ではなくて幸運でした。今年は、八甲田の春も遅そうですね。